【世界一周 第2話 マレーシア・マラッカ】「個室で一泊800円の宿に泊まってみた。」

スターアライアンス世界一周航空券を使って、25カ国訪問した経験をもとにしたフィクション旅行記です。今回は、マラッカで泊まった宿の紹介になります。世界一周は長丁場になるので、とにかく宿泊費は抑えねば、との考えで、「迷ったら安価」を基準にホテル選びをしました。

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ホテル選びの考え方は、「迷ったら安価」で。

スターアライアンス航空券世界一周の第1泊目は、マレーシア・マラッカの「コタ・ロッジ(Kota Lodge)」になりました。こちらに3泊します。

住宅街の雑居ビル内にある小さなホテルです。中心街の「オランダ広場」まで徒歩圏内(20分ほど)ですが、周りには観光ポイントや商業モールは全然なく、静かでした。

ちなみにここは1泊800円ほど。この値段なのにドミトリーでないのがチャームポイントになります。トイレ、シャワーは別。最低限の清潔感は保たれてたのはよかったのですが、せめて窓を開けられたらな、と思ってしまいました。

ただ、このホテルの近所に何かの集会所があって、宗教なのかマルチ商法なのか、怪しげな集会が行われていまして、油断していると引き込まれそうになります。真実はわかりませんが。

この安宿の良かったことは、歩いて数分の大通りまで出ると、一人でも入りやすい、いい感じの飲食店が複数あったことです。

ホテルのベッドで一休みした後、夕飯を食べに大通りまで出てみました。

「アッサムペダス」という名物料理をいただく。

「アッサムペダス」という料理が名物の、マレー料理のお店に入ってみます。

写真の料理が「アッサムペダス」です。“とんでもなく辛い&酸っぱい”との口コミがあって、大丈夫かなと思いながら恐る恐る食べてみると、いやコレは美味い。

カレーでもないし、タイ料理や四川でもない不思議な辛味で、パサパサのお米によく合います。具はエイの白身を選びました。

そしてこちらが、店員さんに勧められたマレーシアの伝統的な飲み物で、「レチカ(laicikang)」です。

甘い液体に豆とか謎の果物とかキクラゲみたいな具が盛り盛り入っていて、「??」みたいな顔して食べてたんだと思うんですが、勧めてくれた店員さんが、「全部食べられるわよ、美味しいでしょ」みたいなことを言うもんだから、きれいに食べてしまいました。

「アッサムペダス」の不思議な辛味をうまく落ち着かせてくれた飲み物?デザート?でした。

お店の前に囲いを作って、食い逃げを防ぐシステム。

店名は「ASAM PEDAS CLAYPOT」といいます。

ヨーロッパとか東南アジアとか、お店の前の通路にテーブルと椅子を並べて客席を作る店は、海外によくあります。禁止されているのか、日本ではあまり見ないですが、オープンエアの空間で食事をするのは気持ちがいいものです。

ここが他と違うのは、お店の前の通路にテーブルと椅子を並べた後、黄色の柵のようなものでぐるっと覆い、入口出口が一箇所に限られていたことです。入口出口にはごつめの兄ちゃんが立っていて、最初、とても入りづらかったです。

一旦入ってしまうと、柵があることで謎の安心感が生まれ、落ち着いて食事ができました(柵がない他の店ではテーブルの間をバイクが走ったり、物売りが歩き回ったりすることがあった)。

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