マラッカ2日目の昼、前日のアッサムペダスが強烈な味だったので、優しい味のするものがいいなと思い、町中華っぽい店に入りました。
「成佳手工西刀鱼丸(Kopitiam Tanka)」

店名は「成佳手工西刀鱼丸(Kopitiam Tanka)」という表示なんですが、何て読むのかわかりません。
注文しようと店長のおやじさんに注文しようと話し掛けますが、全然英語が通じなくて、でもおやじさんがニコニコしながらマレー語かなんかで早口で説明してくれて、「いや、何言ってるかわかんないんで、なんかおすすめ適当にくれません?」みたいなことを身振り手振りで伝えたら、「いや、そういうわけにはいかん。あんたが好きな具をここから選んで、器に放り込んでくれ」みたいな感じの返事があり、確かに店内に取り放題的な感じで謎の練り物みたいなものが10種類くらい並んでるコーナーに促されました。
食材が並ぶコーナー見ても何が何だか判別がつかずもじもじしていたら、おやじさんがまた早口のマレー語かなんかで説明が始まり、無難そうな丸い物体を選んだら、「そうだ、それがフィッシュボールだ」みたいな満足気な顔をしてくれました。
具を選んだところで、「お願いします!」的なことを伝えたら、「麺はどうする?」「汁はどうする?」とみたいなやり取りが始まります。僕は指差し法でラーメンぽい麺と、スープを選びました。麺は他にきしめんぽい麺とビーフンぽい麺があり、汁は有無を選べるようです。
食べてみると、想像以上の優しいスープで、鶏の出汁かな?具はかまぼこみたいなものでした。
左上にちょっと写ってる小皿に、ニンニクと唐辛子の酢漬けみたいな調味料がありまして、これは病みつきになりそうな味変グッズですね。持って帰りたい。
ニョニャ料理の有名店、「Nancy’s Kitchen」へ

午後はホテルから20分ほど歩いて、ニョニャ料理の有名店、「Nancy’s Kitchen」へ。
オランダ広場からも歩いていけそうな距離ではありますが、直前に横断歩道のない幹線道路(片側3-4車線)を横切る必要があるので、あんまりお勧めしません。Grabで行くのがいいかと。
店内は、高級な中華料理店のよう。エアコンも効いています。

手前が「Laksa Nyonya(ニョニャラクサ)」で、エビの風味が強くて辛い味噌ラーメンて感じですかね。右奥は「エビを発酵させた調味料を入れたオムレツ」で、これはそんなに違和感なかったです。油の強いオムレツでした。
左奥は「ブラックコーヒー(アイス)」です。当然のように、ミルクと砂糖がたんまり入ってます。まあ、ラクサが辛いので、調整にはちょうどよかったとします。
「Pak Putra Restaurant」のタンドリーチキン

今回マラッカで食べて一番美味しかったのは、「Pak Putra Restaurant」のタンドリーチキンとバターナン、アイスティーのセット(勝手にセットにしただけで、そういうメニューがあるわけではない)。
「こんなタンドリーチキン食べたことない!」みたいなブログ記事がいくつかあったんですが、「いやいや、タンドリーチキンにそんな差がつかないでしょう」と思いつつ、でも人が溢れかえっているのを見て、行ってみました。
なんでしょうねこれ、熱した釜に、串刺しにしたチキンを焼いてるだけなんですが、焼き加減とタレの具合なのか、メインディッシュとして立派に責任を果たしてて、「ああ、たしかに他のタンドリーチキンとは違うわ」と感じました。
写真上がバターナンです。これもまた普通なんだけど絶妙の主食加減で、添えられた豆カレーをちょびっと付けて、タンドリーチキンと合わせて食べると、ごれぞ“定食”という感じ。
あと、このタンドリーチキン焼き担当のお兄ちゃんが、たぶんここのスター社員でしょう、「自分の仕事には最後まで責任を持つ」というモットーでもあるのか、配膳も自らやって、各テーブルを回ってたのが印象に残りました。
牢獄風の扉を開けてハンバーガーに出会う

マラッカは、西洋と中華、イスラムの古い建物がたくさん残ってて、混ぜこぜに存在してて、そこが世界遺産に登録された所以かと思うんですが、その残った古い建築をリノベしたカフェやらホテルやら、おしゃれスポットが数多くありました。
このハンバーガー屋さん「The Baboon House」もその一つで、入り口は植物に覆われた牢獄みたいなんだけど、その牢獄の扉をピンポンして開けてもらうと、中には古い図書館をイメージしたかのようなハンバーガーショップになってました。

間口は狭いんですが、奥行きがとてもあって、途中には日差しが入る中庭もあって、注文はQRコード読む感じ。
ハンバーガーは挽肉の塊みたいな肉肉しいワイルドな味で、付け合わせのスイカに合いました。ビール頼んで、1000円くらい。
ジョンカーストリート内にあるので探しやすいと思います。
あ、マレーシアはビール、というかアルコールが高い(タイとかに比べると)ので、酒好きには辛いかもです。

